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知って納得!乳酸菌がアレルギーの抑制と密接に関係している理由!

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アレルギーによって引き起こされる疾患には、今や国民の誰もが知っている花粉症をはじめ、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー、喘息などがあり、近年その患者数は急激に増加しています。

 

 

これらアレルギー疾患の治療薬として、一般的に広く使用されている抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤は、アレルギー発症機序の末端部分において、炎症性物質の放出を抑制したり、放出された炎症性物質の作用を競合的に阻害することにより、アレルギー症状を軽減し抑えるものであります。

 

 

また、アトピー性皮膚炎などによく使用されているステロイド剤は、その免疫抑制作用により免疫力を低下させることで、アレルギー症状を緩和するものであります。

 

 

何れも一過性に作用する対症療法剤であり、疾患自体を根治するものではありません。こうした化学療法剤の欠点を補完する治療方法が、患者数の激増に伴い切望されるようになりました。

 

◆【衛生仮説と乳酸菌 】

1989年にStrachanによって「乳幼児期までの感染や非衛生環境が、その後におけるアレルギー疾患の発症を低下させる」とする衛生仮説が提唱され、現在では、この仮説は多くの研究結果によって、その妥当性が支持されています。

 

 

即ち、人間の正常な免疫機能のためには、ある程度、微生物との接触が必要であるということをこの仮説は示唆しています。

 

 

こうした背景を踏まえ、古くから食経験があり、安全性が担保されている乳酸菌の抗アレルギー作用が注目されるようになり、アレルギー疾患の治療を目的として、精力的に研究されるようになりました。

 

 

◆【衛生仮説の免疫学的な説明

(アレルギーとTh1/Th2バランス)】 アレルギーは免疫系の変調によって発症する疾患です。免疫系は造血幹細胞と呼ばれる骨髄由来の細胞から分化した一連の細胞で構成されており、アレルギーの発症には、その中のリンパ球に分類されるT細胞が大きく関与しています。

 

 

T細胞の1種で1型ヘルパーT細胞(Th1)と2型ヘルパーT細胞(Th2)という2つの細胞のバランスの不均衡がその原因と考えられています。

 

 

造血幹細胞は骨髄から胸腺に移動し、その一部は幼若なT細胞(ナイーブT細胞)に分化します。胸腺から放出されたナイーブT細胞は、乳幼児期に非衛生環境下で細菌やウイルスなどに由来する抗原(アレルゲン)刺激を強く受けるとTh1に分化し、逆に衛生環境下でそうした抗原刺激を受けないとTh2に分化します。乳幼児期を過ぎるとナイーブT細胞が減少するため、それまでに形成されたTh1/Th2バランスがその後も大きくは変動せずに維持されます。

 

 

即ち、衛生環境下で乳幼児期を過ごした人は、Th2が優位な状態となり、アレルギーハイリスクな体質となります。

 

 

◆【Th1/Th2バランスに及ぼす乳酸菌の影響 】

それではここからが、本題の乳酸菌によるアレルギーの緩和効果についての説明になります。Th2はインターロイキン-4(Il-4)と呼ばれるサイトカインの一種を分泌します。Il-4が、もう1つのリンパ球で、抗体を分泌する能力を持つB細胞に作用すると、B細胞はIgEと呼ばれる抗体を分泌するようになります。IgE抗体は、その内部にヒスタミンなどの炎症性物質の貯蔵顆粒を持つマスト細胞の表面に結合することができ、これによってマスト細胞はIgE抗体を介して直接アレルゲンと結合ができるようになります。

 

 

この状態で、外部から花粉などのアレルゲンが侵入し、マスト細胞と結合すると、顆粒内に貯蔵されているヒスタミンなどの炎症性物質が一気に放出され、アレルギー症状が引き起されます。

 

 

一方、乳酸菌は、ナイーブT細胞からTh1やTh2への分化を最終的に決定している抗原提示細胞に作用し、サイトカインであるIl-12の分泌を促進することが分かっています。

 

 

Il-12はTh1を強力に誘導し、Th2側に偏っているTh1/Th2バランスを改善します。また、Th1は、Th2の出現を抑制するインターフェロンγを分泌することで、Il-4を介したIgE抗体の産生を抑えてマスト細胞からの炎症性物質の放出を軽減します。

 

 

乳酸菌によるこれら一連の作用により、アレルギー症状が緩和されると考えられています。

 

 

Th1/Th2バランスが取れた状態の免疫反応では、B細胞からはIgG、IgAと呼ばれる抗体が主に分泌され、IgE抗体の分泌は少量に制御されています。一方、Th2が優位の場合は、IgE抗体が通常の100~10000倍と多量に分泌されるために、アレルギーのリスクが助長されてしまいます。

 

 

グラム陽性菌の一種である乳酸菌は、その細胞表面に持っている特異抗原によって抗原提示細胞を刺激し、Il-12を分泌させることは実験的にも証明されています。